スポンサード リンク
アメリカの1ドル銀貨、フランスの5フラン銀貨、メキシコの8レアル銀貨、香港の1ドル銀貨などは、銀本位制(貨幣制度の基礎を銀貨にすること)時代に流通した代表的なものであると言えるでしょう。 明治時代の日本においても、1円銀貨が貿易の為に造られています。
銀=お金を表すという方式は、『銀行』などという言葉があることからも窺い知ることが出来ますが、現在では銀貨を実際に使用することは殆どなくなったと考えられます。 記念硬貨として500円、1000円、5000円銀貨が発行されていることから考えても、収集や記念を目的としたものへと移行したと思われます。
ちなみに、イギリスで発行される銀貨が『スターリングシルバー(シルバー925)』と呼ばれるのは、銀の割合が92.5%と非常に高い為であり、一般的には銀貨の割合は90%の為、『コインシルバー』と呼ばれます。
日本の1円銀貨は、今でも古銭などを扱うところで購入することが出来ますが、かなり高価格になります。 例に挙げますと、美品=1万円~30万円程度、未使用品=3万円~20万円程度というケースがあります。 特に貴重な品になると未使用品が置いていない場合もありますので価格比較は難しいですが、同じ年代の銀貨ならば、未使用品は美品の3倍~6倍程度と考えて良いかもしれません。
勿論、扱う古銭商によって価格は異なります。 非常に入手困難な年代のものになりますと100万円を軽く超える銀貨もあるようです。