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プレミアとは略称であり、正式名称としてはプレミアムとなり、付加価値のことになります。 古銭においては、発行枚数が少ないことがプレミア価格がつく最大の要因と言っても過言ではないでしょう。 また、エラー銭も珍品としてプレミア価格がつくことが多々あります。
1つだけ記しておきたいのは、プレミア品=高額品ではないということです。
ギザ10というものがあります。縁がギザギザになっている10円玉のことで自販機では使用出来ず、総枚数から言えば極端に入手し難いものでもありません。 しかし、昭和33年発行のギザ10だけは別格です。 この年は発行枚数が極端に少なかった為、33年のものだけは額面の15~20倍で取引されるそうです。
元が10円ですから売っても高額になるわけではありませんが、プレミアムとは本来、額面価値に対する付加価値のことですので、これも立派なプレミア品と言うことになるのではないでしょうか。
ちなみに、プレミア貨幣とは造幣局販売の政府公認のもののことなのです。
貨幣に関する法律第十条には次のような記載があります。
『造幣局は、次に掲げる貨幣であって財務大臣が指定するものを販売するものとする。その素材に貴金属を含む記念貨幣のうち、その製造に要する費用が その額面価格を超えるものをいう。』
日本で使用している貨幣は政府が決めた額で使っています。つまり、1円は政府が1円として使用するべしとしている為、1円なのです。原材料、製造費用が1円だというわけではありません。 プレミア貨幣は額面を、原材料、製造費用が超えている為、通常より高い値がつきます。 支払いに使用する時は額面に従わなければなりませんが、実質的価値がそれ以上なので通常の貨幣と同じように扱うことはお勧め出来ません。 政府もコレクション用として販売しているそうです。